松の木の剪定


松の木を育てるのは,人間の子供を育てるくらい手間がかかるといいます。写真は二月に,庭師の方がひとつひとつ丁寧に,松の葉を摘んで、これからやってくる春に備えているところ。鶴岡八幡宮では樹齢千年を超える大銀杏が倒れてしまったけど、このキャンパスの松林は、これからも、長い時間をゆっくりと過ごしていくことだろう。

樹木を育てるにしても,人間を育てるにしても,長い時間を手間と愛情をかけてあげることが大事。近年は「とにかく結果を早く出すのが勝負」という風潮にあって、子供をじっくりと長い目で育てるということができない。ビジネスにおけるプロジェクトも、じっくりと時間をかけて作り上げるということが出来ない。一見、無駄のようなこと、回り道に見えるようなことを繰り返しながら、ながい時間をかけながら、この世界は成長し、生き物は進化をとげていく。