夏椿


沙羅双樹ともいうのだそうですね。夏椿。いまを盛りと咲き競っています。
あふれる陽光をバックに次から次へと花を咲かせる姿に、平家の隆盛を重ねた気持ち、わかります。さらにこのあとで、潔くボタっと地面へ落ちるので、盛者必衰のことわりとなるのですね。単に自然界の摂理なのでしょうが、なんとも人間社会の盛衰と同じ。人間の営みも大自然の摂理の、ほんの一部分ということ。